ワクチン
犬や猫の感染症はたくさんあり、その症状もさまざまです。感染症の中には死に至る、大変恐ろしい病気もあります。感染症から守るためにはワクチンによる予防が効果的です。
混合ワクチンについては子犬・子猫の時期には2~3回あるいはそれ以上の接種が必要となります。成犬・成猫でも年に1回の接種が必要です。詳細な時期については獣医師にご相談ください。
狂犬病ワクチン | 生後91日以降を経た犬は年1回の予防接種が義務付けられています。毎年春に予防接種を受けましょう。窓口にて手続きが可能です。 |
混合ワクチン | 生後2ヶ月頃に1回目、生後3ヶ月頃に2回目の2回接種と、さらに生後1〜2ヶ月でパルボウイルス感染症予防接種を行います。それ以降は年1回の追加接種をお勧めします。 |
9種混合ワクチン |
高い熱、目ヤニ、鼻水、クシャミが出て、元気・食欲がなくなります。また、嘔吐や下痢をしたり、震えや痙攣などの神経症状を起こす場合も。子犬の場合、死亡率も高い感染病です。 高い熱が出て嘔吐や下痢をしたり、元気・食欲がなくなり、時には目が白く濁ったりします。症状の程度は色々ですが、全く症状を起こすことなく突然死亡する場合もある恐ろしい伝染病です。 熱が出たり、食欲不審がみられ、クシャミ、鼻水の他、短く乾いた咳が続き、のどや扁桃がはれる場合もあります。特に、他のウイルスや細菌との混合、あるいは二次感染によって症状が重くなります。 水っぽい鼻水や咳、軽い発熱と扁桃のはれなどが見られます。犬アデノウイルスなど他のウイルスとの混合、あるいは二次感染が起こりやすく、その場合は症状も重くなります。 食欲がなくなり、衰弱して発熱や嘔吐、時には血液の混じった激しい下痢がみられます。重傷になると脱水が進み、短い経過で死亡することもあります。伝染力が強く、非常に死亡率が高い病気です。 おもに嘔吐、下痢、脱水を起こします。幼い子犬の場合には他のウイルスや細菌の二次感染を誘発し、症状が重くなることもあります。 急性の腎炎と肝炎を起こし、高い熱が出た後、体温が低下し、急死する事があります。また、嘔吐やはぐき等の出血もみられる重症型です。 腎炎と肝炎症を呈することが多く、発熱、元気・食欲がなくなります。また、嘔吐や血便をし、腎臓がはれて死亡する事もあります。感染した下水・沼・田の水を飲んだり、犬の尿からも感染します。 人のレプトスピラ症の原因菌により起こる病気で、犬の感染が多く確認されています。腎炎と肝炎を併発することもあり死亡率も高い病気です。 |