犬フィラリア症

フィラリア症_190x199蚊の吸血時に感染する犬の代表的な寄生虫病です。フィラリアが体内で発育すると、肺動脈や心臓に寄生し、命にかかわる重い症状をひきおこします。一般的に蚊の活動時期(感染時期)に合わせて春から秋にかけて予防することが重要です。

【犬フィラリア症の症状】

  • 咳が出る
  • 元気がない
  • 呼吸が苦しそう
  • 食欲がない
  • おなかがふくらんできた
  • おしっこが赤くなる

フィラリア症(2)

フィラリア予防薬は、予防薬とは言っても蚊を寄せ付けない薬ではありませんし、感染を全く起こさなくする薬でもありません。あくまで「フィラリアの幼虫を駆除する薬」です。主にL4幼虫を駆除する薬ですので、それ以上成長してしまうと効果がなくなってしまいます。適切な期間、月1回の予防薬投与が最も効果的です。

ひとたび成虫が寄生すると、治療には危険や負担が伴います。

  • 薬で駆除 …成虫が死ぬと、血管に詰まったりして重篤な症状をひきおこすことがあります。
  • 手術 …首の血管から特殊な器具を入れて成虫を取り出します。
  • 対症療法 …積極的な駆除をせず、症状を軽減する処置をします。
診断表


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